どうもヨコバルです^^!
本ページでは、皆さんがパソコンを終了する時に実行している「シャットダウン」について、特徴や種類、おすすめ設定などを詳しく解説していきます。
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シャットダウンとはどういうもの?
シャットダウンは、すべてのアプリを終了し、電源を落としてパソコンの作業を完全に終了する操作です。
スリープに比べて、パソコンの消費電力をもっとも抑えることが出来ますが、パソコンを起動するのに時間が掛かります。
シャットダウン時の消費電力について、まとめた記事がありますので宜しければ下記をご覧ください。
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シャットダウンの流れ
Windowsでパソコンをシャットダウンすると、下記のような流れとなります。
- 動作中のアプリを強制終了する
- メモリの情報をディスクに退避する
- Windowsを終了
- 周辺機器やネットワークの切断
- 電源をOFF
パソコン作業中にいきなりシャットダウンを実行した場合、現在作業していないアプリでもパソコン内部で動作しているプログラムがあり、急に電源を切ってしまうと「異常終了」とみなされ、次回起動時にシステムの自動修復が動いたり、システム不具合が発生してしまい起動に時間が掛かったり、データ破損やハードウェア障害を引き起こす可能性があります。
正しいシャットダウンの方法として、開いているファイル・アプリなどは終了してからシャットダウンを実行する事が望ましいです。
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シャットダウンの種類
シャットダウンには「高速スタートアップ」のON / OFFにより、動作が異なります。
- 高速スタートアップ ON(通常シャットダウン)
- 高速スタートアップ OFF(完全シャットダウン)
Windows 10では、高速スタートアップ機能が標準で「ON」になっています。シャットダウン時にメモリやCPUなどのシステム情報を記憶してからWindowsを終了する、という機能です。
シャットダウンしても電源が完全に遮断されず、次回パソコン起動時に保存済みのシステム情報を読み込んでから起動する為、パソコンの起動が速くなるメリットがあります。
その反面、パソコンに何らかの「動作不具合」が発生した時、シャットダウン⇒起動しても電源が完全にOFFにならず、保存済みのシステム情報を読み込む為、次回起動しても改善されないデメリットもあります。
※再起動(シャットダウン⇒パソコン起動)時の、シャットダウンとは異なる動作になります。
高速スタートアップ機能を「OFF」にすると、シャットダウン時には全てのプログラム・状態を終了させて電源を切る為、シャットダウン前のシステム情報・操作状況は保持されません。
次回起動時も、最初からの起動となる為、パソコンが使用できるのに少し時間が掛かるデメリットがありますが、動作不具合の改善や、バッテリー・電源への負担も少なくなり、周辺機器のドライバやソフトウェアインストール時のトラブル改善が解決するメリットがあります。
※再起動(シャットダウン⇒パソコン起動)時の、シャットダウンと同じ動作になります。
2つのシャットダウンを使い分け
では、通常シャットダウンと完全シャットダウンをどう使い分ければいいのか、をまとめます。
- 通常シャットダウン
⇒パソコンを素早く使いたい時 - 完全シャットダウン
⇒パソコンの調子が悪いとき(動作不具合)
⇒ドライバやソフトインストールなどのトラブルを避けたいとき
⇒しばらくパソコンを使用しないとき
⇒周辺機器を新規導入するとき
下記より、シャットダウンの設定変更について紹介していきます。
完全シャットダウンへの設定変更方法
この設定で高速スタートアップの設定をOFFにすると、常に完全シャットダウンを行います。
▼画面左下の「Windowsマーク」をクリックして、「設定」をクリックする。
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▼設定より、「システム(ディスプレイ、サウンド、通知、電源)」をクリックする。
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▼システムより、「電源とスリープ」をクリックし、「電源の追加設定」をクリックする。
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▼コントロールパネルより、「電源ボタンの動作を選択する」をクリックする。
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▼「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックする。
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▼シャットダウン設定より、「高速スタートアップを有効にする(推奨)」にあるチェックのON / OFFで「高速スタートアップ」の設定変更を行える。最後に「変更の保存」をクリックする。
- チェックあり:高速スタートアップ ON の意味。
- チェックなし:高速スタートアップ OFF の意味。
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一時的に完全シャットダウンする方法
高速スタートアップは「ON」のまま、完全シャットダウンを実行する方法は2通りあります。
簡単に完全シャットダウンする方法をお勧めします。
▼画面左下の「Windows」マークをクリックし、電源ボタンをクリック、「shiftキー」を押しながらシャットダウンをクリックする。
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これで完全シャットダウンが実行できます。
▼画面左下にある「ここに入力して検索」をクリックして、「cmd」と入力した後、管理者として実行をクリック
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「このアプリがデバイスに変更することを許可しますか?」と表示された場合は「はい」をクリック
▼コマンドプロンプトにて、「shutdown /s /f /t 0」を入力してEnterボタンを押すと完全シャットダウンが実行される。
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![](https://www.yokobaru.com/wp-content/uploads/2021/03/workstation-405768_1280-1024x690.jpg)
シャットダウンの特徴・種類、おすすめ設定を紹介しましたがいかがでしょうか。
ちなみに個人的には、常に「完全シャットダウン」とした方がお勧めです(高速スタートアップ OFF)。通常シャットダウンよりは遅くなるものの、トラブルを避けることを優先した方がいいと思います。
また、パソコンのCドライブがSSD(ソリッドステートドライブ)であれば、完全シャットダウンでもパソコン立ち上げに対してそこまで差はないかと思います。